離婚のとき不利な言動や状況はありますか?
離婚で不利になる言動や状況は、人によって多少の違いはありますが、相手を貶めるような言動には注意してください。

離婚する時、不利となる言動や状況とは


夫婦関係が悪くなり、離婚を考えることはよくあることですが、どうせ離婚するならうまく離婚したいと思いますよね?


ただ、離婚と一言で言っても簡単ではなく決めておくべきことがあり、きちんとしておかないと後になってトラブルの原因になります。


そこで、ここでは離婚する時不利になる言動や状況などを具体的に挙げてみますので、離婚の交渉をする際には注意してください。


離婚に向けてすべきこととは


離婚は初めて体験することばかりなので、知らないことが多いですが、やってはいけないことがあります。


やってはいけないことに、離婚で不利になる言動があり、相手の名誉を傷つける言動は特に注意が必要です。


たとえば、夫が不倫して離婚となった場合、その浮気相手のことを憎いからと言って相手の会社に電話したり、メールしたりすると損害賠償請求される可能性もあるので絶対にやめましょう。


また、夫婦が別居中に合鍵があるからと言って、勝手に相手の家に入ったりするのもNGです。


こういった行動をとってしまうと、離婚で不利になる可能性があります。

つまり、後々のことを考えず行動するのはリスクが高いため、冷静に行動してください。


離婚しようと決めたらすぐにでも離婚しようとする方が多いですが、離婚後新しい生活をスムーズにスタートさせるために、自分にとって有利になるような離婚の仕方を考えましょう。


特に女性の場合、もらえるものをもらわずに離婚してしまい、後になって後悔するというケースが多いです。


それを避けるためにも、必ず離婚前に夫婦で話し合いをすることが大切ですし、離婚に不利になるような行動は避けるべきです。


離婚の際に不利になる状況とは

父親は親権を取るのが難しい

そもそも、父親が親権を取るのは非常に難しいです。


男性はフルタイムで朝から晩まで仕事をしていることがほとんどなので、子どもの世話をするのが難しいと判断されることが多いためです。


保育園やさまざまな保育施設などの力を借りながら育てるという方法もありますが、実際にそれがいいかどうか分からないですし、費用がかなりかさみます。


ですので、男性が親権を取るのは非常に難しく、さまざまな判断条件を満たしていないといけません。


つまり、男性にとって親権を取るのは不利な状況がほとんどと言っていいでしょう。


もし、どうしても父親が親権を取りたいといった場合、弁護士へ相談した方がよさそうです。


いっぽうで、親権は母親が取るものだと言われていますが、それでも母親が親権を取れないケースもあります。


それはどういったケースかと言うと、母親が子どもへの愛情がほとんどない、健康状態が悪く長期入院の必要がある、離婚の原因が100%妻にあり、子供の養育に悪影響がある場合などです。


感情的な言動

離婚について話し合いをしている時、冷静さを失ってしまいどうしても感情的になってしまうことがあります。


思ってもみないようなことがつい口から出てしまい、後になって言った言わないの応酬になってしまい、場合によっては離婚で不利な状況になる可能性もあります。


よくあるケースですと、まだ離婚しようかどうか迷っているにもかかわらずつい離婚してもいいなどと口にしてしまうケースがあります。

口で言っただけでは後で調停や裁判になった場合でも不利になるとは限りません。


ですので、調停や裁判において相手が離婚に同意したと主張したとしても、すぐに離婚しなければならない・・とはならないです。


ただ、その言動を録音されているとなると話は変わってきます。


裁判で証拠として提示されたら、裁判官や調停員への心象はかなり悪くなるでしょう。


感情的に別れていい、離婚していいなどと言うのはいざ実際に離婚する際不利になるので避けましょう。


子どもを置いて家出する

親権と一言で言っても、財産管理権と身上監護権の2つがあります。


財産管理権とは子どもの財産を法律に沿って管理する権利のことを言い、身上監護権とは子どもを育てしつける権利のことを言います。


身上監護権について判定基準となるのが子どもに対し愛情があるかどうか、監護する意思があるかどうか・・だと言われています。


ところが、夫婦喧嘩でどうしても耐えられず子どもを置いて家出してしまうと、監護する意思がないとみなされてしまい、親権を取る際不利になることが多いです。


どんなに夫婦喧嘩で感情的になって耐えられなくなっても、この身上監護権のことを頭においていただき、我慢してとどまるか、子どもを連れて家を出るかにすることが大切です。


離婚で不利にならないために

離婚に不利な状況や言動についてよく理解しておかないと、後になって親権が取れなかったり、高額な慰謝料を請求されたりするなどのリスクが高まります。


離婚したいと思った時からここでご紹介した不利になる言動や状況を思い出していただき、ご自分だけでなくお子さんにとって不利にならないような行動や言動を行うことを心がけていただきたいです。


離婚の交渉をスムーズに、そして有利な離婚をするためにも、言動には注意してください。


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